内容説明
嵐とともに悪魔がやってきて、魂が目覚める―村に伝わる伝説を聞いたレオニーは、敷地内にある霊廟を訪れた。霊廟の壁には悪魔の姿が彫られ、天井にはタロットカードが描かれていた。そして祭壇の下には譜面があった。すべては伯父の本に記されていたとおりだった。レオニーは譜面に「霊廟1891年」と記し、霊廟のことは秘密にするが、やがて彼女の家族に冷酷な殺人鬼の影が忍び寄る。一方メレディスは、母親の形見の写真に写っていたのがレオニーとその兄だと突きとめた。さらに19世紀にレンヌ・レ・バンに「悪魔」が現われ、人々を惨殺したという伝説も…。レオニーと悪魔伝説には何か関係が?しかし過去を探るメレディスにも、危険な罠が!交錯する過去と現在の謎。秘宝をめぐる戦慄の陰謀。百年後に明かされる「悪魔伝説」の真実とは。
著者等紹介
モス,ケイト[モス,ケイト][Mosse,Kate]
女性作家の小説を対象とするオレンジ賞の創設者の一人であり、名誉理事を務める。2000年、芸術活動への功績が認められ、ヨーロッパ女性功労賞を贈られた。王立芸術協会会員。2005年に刊行した『ラビリンス』(ソフトバンククリエイティブ)は、イギリスで100万部以上のセールスを記録するなど、世界的ベストセラーとなった。同書の他、2作の小説と2作のノンフィクションを刊行。イギリスのウェストサセックス州とフランス南部のカルカソンヌの両方に家を持ち、家族とともに過ごしている
森嶋マリ[モリシママリ]
翻訳家。武蔵野美術大学短期大学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うさぎ
gakurin
猫町
でんでんむし
masia