内容説明
「経世済民」の思想をベースに、品格のある会社を目指す。それがこれからの日本企業の進むべき方向性ではないだろうか。マーケティングは、そのためにこそ機能する経営者のための道具だ。著者は、マーケティングをミドルマネジメントのための一機能として語る時代は終わったと思っている。大事なのは4Pではなく、企業と顧客とのより良い関係性の構築だ。儲けるための経営ではなく、千客万来をつくるための経営が今、求められている。では、いかにそうした会社をつくり上げ、機能する仕組みを構築することができるのか。そのためには、従来のメーカーのために発展したマーケティングでも、サービスマーケティングでもない、新たなサービス・ドミナント・ロジックに基づくマーケティングの考え方が必要になる。それはどのようなものかについて語りたい。そして、そのために必要なアンビション、仕組み革新、マーケティング・マッスルなどについてもその考え方を紹介していきたい。
目次
プロローグ 新しい企業像を求めて
第1章 マーケティングの持つ本来の意味とは
第2章 ビューティフル・カンパニーの条件
第3章 関係性マーケティングと千客万来のシステム
第4章 顧客満足の追求とコーポレート・ガバナンス
第5章 揺らぎ始めたモノ主導型マーケティング
エピローグ コーポレート・ブランドとビューティフル・カンパニー
著者等紹介
嶋口充輝[シマグチミツアキ]
慶應義塾大学名誉教授、法政大学経営大学院教授、社団法人日本マーケティング協会理事長、財団法人医療科学研究所理事・所長。また、上場企業などの社外取締役やアドバイザーを数多く務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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