内容説明
あまりに小さくて、すぐにどこかに隠れてしまいそうな猫たち。あまりに短くて、見過ごしてしまいそうな五七五の言葉たち。親しみやすく、美しく、心に響く宝物のような五七五の音律と、かわいい猫たちの異色で粋なコラボレーション!お気に入りの一匹、お気に入りの一句を、猫のように気ままに、俳句のように自由に、さがしてみてください。
著者等紹介
板東寛司[バンドウカンジ]
1950年神戸生まれ。千葉大学写真工学科卒業後、出版社、映像制作会社勤務を経て、1991年、個人事務所「風呂猫スタジオ」を設立。猫専門のカメラマン(キャトグラファー)として、年間約200匹の猫を撮影する。「猫とアート」をテーマにイベントの企画やインターネットサイトの運営、公式携帯サイト『ネコマニア』などをプロデュース
青嶋ひろの[アオシマヒロノ]
静岡県浜松市出身。早稲田大学卒業。1997年よりフリーライター。詩歌文学、舞台芸術、スポーツなどを取材、執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あつ子🐈⬛
8
猫ちゃんの写真と俳句がコラボした一冊です。#茨木和生 「オーバーの 胸雪まみれ 逢ひに行く」#折笠美秋 「ひかり野へ 君なら蝶に 乗れるだろう」#西島麦南 「秋風や 殺すにたらぬ 人ひとり」がめちゃんこ好き!
にゃおん
7
すみません・・・俳句そっちのけで猫写真に見入りました。(^^;2012/06/26
にゃんこ
5
猫の写真と俳句のコラボした本『逢いたくなっちゃだめ』と同時刊行された姉妹版。こちらも、たくさんの猫の可愛らしさに目を細めつつ、俳句を読む楽しさがあります。『チューリップ喜びだけを持っている』『待たされて美しくなる春の馬』が好き。2013/03/03
赤い肉球
3
かわいいニャンコの写真はもちろんだけど、俳句もじっくり味わってました。俳句の解説を読んで、涙を流しそうになったり、胸が締め付けられたり。「さよならと梅雨の車窓に指で書く 長谷川素逝」これが好き。季節は違うけど伊勢正三の「なごり雪」と同じような別れの場面が浮かんだ。他にも、ほのぼのとした句も勿論あって、楽しめる一冊。2013/11/10
Qねこ
1
夏みかん酸つぱしいまさら純潔など ― 鈴木しづ子2012/05/31