内容説明
自分を囚われの愛人にしている男なのに、エイスリンはいつしかウルフガーに惹かれ、その抱擁を焦がれるようになる。一方、ウルフガーもまた、ただの奴隷だと思っていたエイスリンへの思慕にとらわれていく。エイスリンはその身に新しい命を宿し、愛するウルフガーの子であってほしいと願う。だが憎悪すべきラグノールの子なのか…?数奇な運命に翻弄されながらも、クライマックスへ。
著者等紹介
ウッディウィス,キャスリーン・E.[ウッディウィス,キャスリーンE.][Woodiwiss,Kathleen E.]
1939年アメリカ・ルイジアナ州生まれ。「ヒストリカル・ロマンスのファースト・レディ」と称される。1972年に『炎と花』を発表して以来、35年間で14作品を上梓。全作品が『ニューヨーク・タイムズ』のベストセラー・リストに選ばれ、アメリカだけでも3600万部超のセールスを誇る。2007年没
橘明美[タチバナアケミ]
お茶の水女子大学文教育学部(仏文学・仏語学専攻)卒業。メーカーに勤務し、フランス駐在員などを務める。現在、フランス語・英語翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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eko
25
決闘で命を懸ける程愛してしまってるエイスリンになかなかケジメ(結婚)をつけられないウルフガーが下巻ではちょっと笑ってしまうくらいトンチンカン(´-`)生い立ちを考えると分からないでもないけど。エイスリンも自らを奴隷だと宣言し命令は受けるが心は渡さない!と決意固く。ひどい目にあったのに気丈に耐え威厳を失わず賢い娘だウルフガー勝ち目なし!年長者達のアドバイスがいいね♪サプライズのあれも良かった♡ラストに色々発覚してワオとなりました。40年以上前の王道ロマンスなのに『炎と花』同様色褪せず読者を魅了してすごい。 2017/08/09
KAZU@ 《フィフティシェイズ・フォーエバー》
17
上巻の1ペグ目から、下巻の最後のページまで引き込まれた。とっても良かった(☆∀☆) ヒロインは、どんなに過酷な状況でも、いつも前向きで強くて賢くて、おまけに美人でやさしくて、周りの人達を魅了してしまう。次から次へと残酷な仕打ちに合うが、ラストはこちらまで嬉しくなってしまった。キャスリーン作品、サイコー(^з^)-☆2020/10/18
Miyuki_fsog
17
父を殺された男に処女を奪われ、新たに領主になった男(ヒーロー)の愛人にされ どちらの男が父親かわからないまま妊娠! それにもめげず前向きなヒロイン♪ 悪役 ラグノールの間抜けっぷりに ヒロインの母が関わっていたとは 笑笑2018/10/13
あすか
10
☆4.72018/06/23
まみ子
7
ツンデレですね。ヒーローもヒロインも頑固ですが、もう勝手にしなさいと言いたくなるほどお互いに惹かれあってて微笑ましいです。ヒロイン母の爆弾発言にはちょっと唖然とました。二人の悩みって何だったのかしら。2015/06/18