内容説明
あたしはバーニー。整備工場経営の父親から自動車について学び、レース出場の経験もある。そんなあたしの人生は、弟からの電話で一変した。しばらく留守にするが、秘密にしてくれという。背後で女の悲鳴が聞こえて電話は切れた。あたしは弟の住むマイアミに飛ぶが、そこで待っていたのは殺人事件と花形レーサー、サムとの出会いだった…メカについてはお手のもの、タフでキュートでイケメンに弱い、メトロなヒロイン、バーニー登場。
著者等紹介
イヴァノヴィッチ,ジャネット[イヴァノヴィッチ,ジャネット][Evanovich,Janet]
別名義でロマンス小説を多数発表して高い評価を受けていたが、1994年、ステファニー・プラム・シリーズ第1作『私が愛したリボルバー』で英国推理作家協会賞最優秀処女長編賞を受賞。同シリーズは現在13作まで書かれ、バーニー・シリーズとともに全米ベストセラー・リストをにぎわせている
川副智子[カワゾエトモコ]
英米文学翻訳家。早稲田大学文学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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佐々陽太朗(K.Tsubota)
4
ジャネット・イヴァノヴィッチといえばステファニー・プラム・シリーズですが、魅力的なヒロイン「アレグザンドラ・バーナビー」の登場です。主人公のキャラクター、物語の面白さともにステファニー・プラム・シリーズに軍配があがるものの、さらにパワーアップして人気シリーズになる可能性ありとみました。2010/03/14
yukitalia
2
買ったのを忘れてた本。 オトナの事情(お金)とやらで もう日本語では読めないステフの シリーズが恋しいよーと 思っていたら! これもおもろーい。 モテ男、トラブル巻き込まれ主人公、動物、ちょっとかわったおもろい人たち、 全部ステフシリーズと同じ。 けどハマるねえ。 チックリットやっぱり好き。 続きは、あと一冊は購入済み。 けどその後はもう日本語ムリだなー。 英語頑張ろう。2015/04/14
カヲリ
2
J.イヴァノビッチの書く女の子は何故にこんなにキュートで行動的で小心な普通人の癖に、家族のためや守るべき物の為に強く破天荒になれるのか、羨ましいぐらいタフで爽快だ。ステフシリーズより若干恋愛要素は強いけど、登場人物はクレイジーな人だらけでやっぱり大笑いしてしまう。なにより簡単に泣かないバーニーがステフ同様好きになった。人前で泣く女よりカッコついてないけど耐えてブラックジョークをかっ飛ばす女のほうがずっと可愛くてたくましくて可愛らしい。2010/10/04
Yuji
1
ジャネット・イヴァノヴィッチといえば、ステファニー・プラムシリーズが痛快だが、これはまた別のシリーズ。 ただし、主人公の性格や人物構成、周りを固める脇役の造形、ストーリーのスタイルまで、ほとんど二つのシリーズに区別がなく、オリジナリティがないのが残念。2020/09/22
sawa
1
☆☆☆☆ カストロうんぬんなど、スケールはステファニー・プラムシリーズを超えたが、全ての他の点において、やっぱり負ける。訳者も違うしなあ。2010/10/27