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内容説明
「渡り猫というは、春の風物詩なんですよ。ああやって紙袋に飛び込んで、生まれた地から遠くへと旅するんです」こんな春一番の吹く日にテラスでお茶をしているツクツクさん。そこに飛び込んできた白い子猫。袋に入ってタンポポの綿毛のように飛んでいくのが子猫たちの冒険、ってツクツクさんは言うけれど…。え?春を数える?しかも単位が猫ってなに?ツクツクさん、また変なことを始めたわね。春一番に吹かれる第一話から、二人の気持ちが少しだけ見える最終話まで、ちょっぴり不思議で心温まるツクツクさんワールド、サードシーズンにご招待です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シュエパイ
6
親愛なる、お隣の魔法使い様へ♪アリスの園に迷い込んだような、不思議で楽しくて素敵なお茶会の日々なのです。気分がささくれ立ってプンプンとしたメアリーも、最後には素直に謝れてよかったですね(^□^)。春を数える、1にゃんこ単位は、そのうち私もカメラを持って探しに出かけてみましょう。最後に送りあったカードは、きっといつまでも大事にとっておかれるんだろうあって、想像するだけでくすぐったくうれしくなるのです♪2013/05/02
プリムローズ
4
最後の話で、きゅんときました。本当にメアリとツクツクさんは仲良しだなあ、とほのぼのしました。一巻から少しずつ二人の距離が近づくのを確認して和むのも、このシリーズの魅力の一つだなあ。2013/08/30
ねいこ
3
この本読みながらお茶するとまったりする。2010/08/02
ユイ
2
宝さがしに折り紙、ウォークラリー。何でもない日常でもとても楽しそう。2012/02/11
こんこん
2
ゆるやかな流れの中で、離れていくのではなく、向き合ってくれるツクツクさんの姿にほっとする。この世界に「いつまでも」はなくとも、「今この瞬間」は確かにある。2011/09/16