サイエンス・アイ新書
繊維のふしぎと面白科学―天然繊維とスーパー繊維の素材と機能性の秘密

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  • サイズ 新書判/ページ数 206p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784797342192
  • NDC分類 586
  • Cコード C0240

内容説明

ウールやシルクを手本に科学はアクリルやレーヨンを生みだし、いまや高分子ポリマーで“鉄よりも強い”アラミド繊維や、土に還るポリ乳酸繊維を創りだすまでに進化しています。本書は、衣料の素材である天然繊維から化学繊維やスーパー繊維と呼ばれる高性能繊維まで、多才な繊維たちの活躍ぶりを紹介し、製品選びに役立つ特徴にもふれています。

目次

第1章 自然界にある繊維と科学の力で生まれた繊維(天然繊維の仲間;化学繊維の仲間)
第2章 繊維って何だろう(繊維って何だろう;繊維は細くて、長くて、軽い ほか)
第3章 進化する繊維(蝶の発色に学んだ構造発色繊維;吸湿・吸汗性に優れた繊維 ほか)
第4章 暮らしと繊維(軽くて暖かい毛布に使われる素材;ふっくらした布団に使われる素材 ほか)
第5章 未来の繊維(衣服内の環境を自分で調整する衣服;高齢者の低温やけどを予防するパジャマ ほか)

著者等紹介

山崎義一[ヤマサキヨシカズ]
1944年、兵庫県生まれ。静岡大学文理学部を卒業後、日本化学繊維協会にて化学繊維の教育啓発活動に従事。現在、山崎繊維技術士事務所所長。(社)化学繊維技術改善研究委員会の非常勤相談役、(株)繊維リソースいしかわ顧問、京都工芸繊維大学・繊維科学センター特任教授、信州大学繊維学部特任教授などを兼務しつつ、化学繊維全般について教育・人材育成、研究開発などをコーディネートする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

氷柱

5
199作目。4月22日から。どことなく教科書のような感じの作品。専門用語が説明もなくさらっと書かれている点がとても不親切。情報があまり整理されていなく、ただ漠然と羅列されていた点も残念。しかし内容はきちんと読み込めばとても興味深い。10年近く前の作品にはなるが、繊維の技術が可能にさせることを知ることができる。繊維を科学として学んでいる人は一読する価値があるのではないかと思われる。2016/04/25

satochan

2
2007年の本。素材の特徴や、作り方、用途など、わかりやすく書いてある。参考文献も章ごとにある。もう十年以上も前から高機能繊維はあったんだなぁ。ここ2、3年で、爆発的に認知された気がする。今はどんな商品が開発されてるんだろうか。当時と比べてどれくらい進化したんだろうか。読んでてわくわくした。要点もよくまとまってるし読みやすい。図も、しっかり説明を補足してくれている。繊維には環境問題がつきものなんだろうなと、改めて思った。何冊か繊維の本を読んだが、商品説明の翻訳の参考に一番使える本だと思った。2017/02/28

inahiro020

0
これはいい本。普通の本では説明せずにすっとばすようなことを丁寧に答えている。白化現象は何故白く見えるのかとか。素人が読んでなるほどと思える。こりゃーいいね。2015/12/27

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