内容説明
エリザベス1世としてイングランド女王の座についたものの、エリザベスの周囲は宗教的な憎悪、女ひとりで国を統治する不安感など、不穏な空気が渦巻いていた。そんな折り、無敵艦隊を率いるスペイン国王フェリペ2世は王位を狙う前スコットランド女王メアリーとともに、さらなる陰謀を!数々の闘いを経て、真の女王として君臨する姿を描く『エリザベス』待望の続編。
著者等紹介
アレグザンダー,ターシャ[アレグザンダー,ターシャ][Alexander,Tasha]
ノートルダム大学を卒業、数年の放浪生活を送ったあと、2005年に作家としてデビュー。テネシー州在住。ヴィクトリア朝時代を舞台にしたミステリーを二冊出版し、好評を博している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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うたまる
1
「かたがた、わが艦隊はイングランドの海にあり、わが陸軍はイングランドの地にある。われらは負けません。わたしを信じなさい。わたしはイングランドです」2012/01/05
ohmi_h
1
女王はやっぱり女王としてしか生きられないのかもしれないと思えた一冊。エリザベスとローリー、ベスの関係がとても良かった。2011/03/26
のんちゃん’
1
★★★『女王の苦悩』が上手く描かれていると思う。一人の女性として愛する人と寄り添って生きていくことはできないのか…。友人の裏切りも辛かったけど、彼女の大切な側近が2人も亡くなった時は、私の心にも悲しみの空洞ができた。2010/05/15
半べえ (やればできる子)
0
★★★2017/05/18
blacktea
0
大なり小なりトップと言うものは孤独だと思うけど、一国の女王が自ら統治しようとしたときの孤独はその中でも際立っているのだろうな。そしてそういう女王を愛するのも孤独の道だ。ローリーはベスのこともあって、敬愛の念を「恋愛してます、夢中です」的にごまかしてたように見えてしまい、苦悩も所詮保身だろうという薄っぺらさが感じられるけど、レスター伯はそのへんガチなだけ「常にエリザベスを失望させてきた」とか言われてもあまり責める気になれない。そして失望しながらでも、エリザベスにそういう人がいたことにほっとする。2014/02/27