内容説明
標高4000メートルの過酷な高原地帯で、生まれながらに「ミニマムライフ」を送るチベット人。彼らが追い求めてきたのは、物質的な豊かさよりも「心のやすらぎ」だった。過ぎてしまったことにはこだわらず、先のことをムダに思い悩まないのがチベット式。今この瞬間にエネルギーを集中するシンプル&ポジティブ思考は、過去や未来を複雑に考えすぎてストレスをためこむ日本人とは対照的だ。勝ち負けじゃない「幸せ」とは何か?―チベット人の生き方に仏教の真髄を見る。
目次
第1章 天性の「忘却力」で前向きに生きる
第2章 腹八分目でシンプルに生きる
第3章 愛があるから魚は食べない
第4章 心の自己修復機能
第5章 たまには逃げたっていいじゃないか
第6章 身は飾っても、心は飾らない
著者等紹介
長田幸康[オサダユキヤス]
1965年、愛知県生まれ。早稲田大学理工学部卒業。インドでダライ・ラマ14世に出会って仏教に目覚め、チベット寺院に住み込んで理論と実践を学ぶ。現在、日本やアジア各地に伝わる仏教説話を訪ねる聖地巡礼に励むかたわら、毎年夏、チベットに駐在し、仏教文化を巡るツアーのコーディネーターを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。