内容説明
モリーンが少女から渡された本は、女伯爵マティルダの自伝だった。彼女もまた、真の歴史を伝える宿命をおびた「待ち望まれし者」だったのだ。モリーンは自分とマティルダの類似に驚き、なおもマティルダの足跡と『愛の書』の真実を求め、ベルギーからイタリアへ飛ぶ。が、『愛の書』を狙う秘密結社も、執拗にモリーンを追いつめていた。世界40カ国で出版されたベストセラー『待ち望まれし者』に続き、イエスとマグダラのマリアの謎に大胆に踏みこんだ第2弾。
著者等紹介
マゴーワン,キャスリン[マゴーワン,キャスリン][McGowan,Kathleen]
ロサンゼルス在住の作家。マグダラのマリアの福音書をテーマにしたデビュー作の『待ち望まれし者』は、アメリカで当初自主制作で出版されたが、その後、大手出版社が150万ドルで出版権を取得して話題を呼んだ。刊行後、全米ベストセラーとなり、たちまち世界40カ国で発売が決定
黒川由美[クロカワユミ]
翻訳家。津田塾大学英文学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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