内容説明
リーダーシップは持って生まれた能力ではなく、練習して習得するべき技術(スキル)です。あなたの行動を少し変えるだけで、まわりの人の動きが変化します。本書では、リーダーシップの基本的な考え方をリーダーシップ理論より、リーダーシップ発揮の方法論をNLP(神経言語プログラミング)という心理学を使って解き明かします。
目次
第1章 リーダーとは
第2章 好かれるリーダー、嫌われるリーダー
第3章 リーダーシップの源泉
第4章 聞き方が上手いリーダー、下手なリーダー
第5章 叱り方の上手いリーダー、下手なリーダー
第6章 やる気にさせるリーダー、やる気を失わせるリーダー
第7章 評価の上手いリーダー、下手なリーダー
第8章 部下の能力を引き出すリーダー、引き出せないリーダー
著者等紹介
菅谷新吾[スガヤシンゴ]
1956年生まれ。東京都出身。東海大学海洋学部卒。シーズ・コンサルティング株式会社代表取締役社長。米国NLP協会認定マスタープラクティショナー。堅い話を多彩な事例で分かりやすく話す研修会や講演会には定評がある。豊富な経験で自動車関連業界を始め、システム開発・住宅・外食産業とクライアントは幅広く、顧客からの信頼は厚い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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KAKAPO
21
リーダーシップの本には、成功した経営者などが経験に基づいて執筆したものが多いのですが、この本は、NLP心理学に基づいた論理的な内容で説得力があります。リーダーが行使するパワーには、成熟度の低い組織から高い組織(専門集団)に向かって次の順番で変わって行きます。強制的パワー、報酬的パワー、合法的(地位・役職の)パワー、人間的(好感の)パワー、情報的パワー、専門的(知力・能力の)パワー。もし、あなたが、上手く行っていないと感じているなら、原因を部下に押し付ける前に、自分が使っているパワーを分析してみましょう。2015/07/27
Yoshio
1
NLP=神経言語プログラミングなるものがどんなもの気になって購入してみた。中身は人を動かす影響力を分析したもので、むしろコミュニケーション術に近いもの。神経という単語からサイエンス的なものを予想していたのとは少し異なるものだった。現に文庫化前にはNLPの文字が入っていなかったようだ。とはいえコンパクトに整理されていて、押し付けがましくなく、少量の経験談をベースにした類書が多い中では好印象を持った。2021/03/13
てふ
0
リーダーシップとは、特定の状況下での個人あるいは集団に与える潜在的影響力をいう。リーダーシップは生来的能力ではなく、リーダーが習得すべきスキルである。話し方や行動をどのように変えれば良いのかをNLPを基にして、具体的な会話例で説明している。2010/08/02