内容説明
子供のころ旧満州で共に過ごした知人を訪ねて南米へ。朝の市場で出会ったのは、夢にまで見た巨大なネズミ、カピバラだった。かわいく賢いカピバラとの生活がはじまった。(「愛しのカルピンチョ―パラグアイ」)。ほかに、ブラジル、モーリシャスへの旅を収録。厳しい自然の中で繰り広げられる、人間と動物の物語。
目次
愛しのカルピンチョ―パラグアイ
アマゾンうろうろ―ブラジル
南海の戦士たち―モーリシャス
著者等紹介
畑正憲[ハタマサノリ]
1935年福岡生まれ。東京大学・理学部生物学科入学、生物系大学院修了。映画制作会社を経て、本格的な著作活動に入る。「われら動物みな兄弟」で第十六回エッセイストクラブ賞を受賞。1971年、北海道浜中町に「動物王国」を建国。動物たちとの心温まる交流を描き続け、1977年には第二十五回菊池寛賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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トムトム
22
南米、いいね!私の自宅にいるお魚たちの故郷。地名や写真を見てひとりで「おぉーーー!!」と感激してました。一人でナマケモノを保護しているハイジさん。私が子供の頃、ゆかいな仲間たちで寄付金を募っていました。子供たちがお小遣いから少しずつ寄付したお金が、100万円超。それを届けに行った時のハイジさんの嬉しそうな顔!しかし、ハイジさん。それから数年後に一人でジャングルで亡くなっていたそうです。ちょっと寂しい…。ムツゴロウとゆかいな仲間たち、実はすごい番組だったんだなぁ。2020/11/16
今西行
1
各地を旅した時期が、章によって結構開きがあるようだ。明記されていないのが惜しい。ムツゴロウさん自身も、何度も同じ場所に旅していて細かな日時までは把握してないとか、かな?2012/10/22