内容説明
標準を知る。開発者視点でLinuxの仕組みを理解し、Linuxプログラミングの標準技法を学ぶ。
目次
第1部 Linuxの仕組み(Linuxプログラミングを始めよう;Linuxカーネルの世界;Linuxを描き出す3つの概念;Linuxとユーザ)
第2部 Linuxプログラミングの根幹(ストリームにかかわるシステムコール;ストリームにかかわるライブラリ関数;headコマンドを作る ほか)
第3部 Linuxネットワークプログラミング(ネットワークプログラミングの基礎;HTTPサーバを作る;HTTPサーバを実用化する;本書を読み終えたあとは)
著者等紹介
青木峰郎[アオキミネロウ]
ふつうの文系プログラマ。主著に『Rubyソースコード完全解説』(インプレス、2002)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
baboocon
8
超速読で読了。「ふつうの」Linuxプログラミングというよりも、今風(?)にいうなら「ふつうによい」Linuxプログラミングの本だった。プロセスとストリームとファイルシステム。2017/01/06
オザマチ
8
Linuxにおけるプロセス・シェル・システムコールなどの基本を学びつつ、実際のプログラミング方法を学ぶ本。オペレーティングシステムの講義などでいい副読本になると思います。ただし、ある程度のC言語に関する知識が必須です。2014/10/15
numno1
7
LinuxというかUNIXのCプログラミング入門本。これ1冊でOK! という本ではないですが,基本的な部分と理屈が分かりやすく書いてあるので,C言語は知っているけどUNIXプログラミングの経験がない,という人にはお勧めできます。とはいえ,欲を言えばソケット通信部分はもうちょっと詳細な記述が欲しかったかな。2014/09/04
maimai
5
LinuxはWindowsと対をなす無料のOSSとして今現在は多くの場所で普及が進んでいます。近例を挙げるとiPhoneのOSはLinuxをベースに作成されていて、インフラのsoftwareの分野に関しては欠かせない言語となっています。最近はクラウド化で自社内のサーバーに関しては減少傾向にあると捉えられていますが、それでもLinuxを扱えるエンジニアは希少性があるのだと個人的に考えます。インフラ関係に関してはApplicationやSNSの分野で可能性が高く注目される分野なのだと感じました。2020/10/01
しんしん
4
リナックスのシステムコマンドをいくつか実装することを通してリナックスとC言語とを学んでいく構成。 出てくるプログラムが段階を追って実装されていて、リナックスの解説もわかりやすいように配慮されていてよかった。2016/04/14