出版社内容情報
生産革命によるコストダウンには成功しても,新しい価値のある製品を自ら生み出せなくなっている企業が多くないだろうか。激しい競争を勝ち抜いていくには,開発プロセスの改革,開発力革命が重要だ。世界をリードする企業に生まれ変わるには何が必要なのか。
内容説明
多くの大学・大学院にMOTコースが開設されるなど、わが国でも研究開発の効率性向上や技術マネジメントへの関心が高まってきた。だが、日本のMOTが優秀な人材を産業界に多数輩出できるようになるには、まだしばらく時間がかかるだろう。激しさを増す国際競争に生き残るためにも、製造業は一刻も早く自社の「開発力」強化に取り組むべきである。本書は、製造業のマネジメント層およびエンジニアのために、多角的な視点から製造業の開発現場が抱える問題点を抽出するとともに、その改革実現のための有効な方法論を紹介していく。
目次
第1章 本当に大切なのは「開発力」
第2章 日本の製品開発の弱みは?
第3章 開発力を支配するプロセスとその問題点
第4章 改革へのアプローチ
第5章 開発プロセス改革の成功例
第6章 製造業の再生に向けて
第7章 おわりに―開発立国への道
著者等紹介
吉本敦[ヨシモトアツシ]
1980年3月京都工芸繊維大学工学部機械工学科卒業。1980年4月大阪精密機械株式会社入社。1984年4月ダイハツ工業株式会社入社。1991年8月株式会社電通国際情報サービス入社。1996年4月同社CAE/CAD/CAM事業部部長。2000年4月同社製造システム事業部副事業部長。2001年6月株式会社アイティアイディコンサルティング代表取締役社長(現在)
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