ダンジョンズ&ドリーマーズ―ネットゲームコミュニティの誕生

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  • サイズ B6判/ページ数 395p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784797324884
  • NDC分類 797.9
  • Cコード C0055

出版社内容情報

"「ウルティマ」シリーズで、過去20年間にわたりゲーム業界に影響を与え続けるリチャード・ギャリオット。「DOOM」「QUAKE」でオンラインゲームを社会現象までにしたイド・ソフトウェアの開発者たち。彼らはどのような人間で、いかにして社会に多大な影響を与えたゲームを作り上げたのか。その背景には常に「コミュニティ」の存在があった。

内容説明

「ウルティマ」シリーズで、過去20年間にわたりゲーム業界に影響を与え続けるリチャード・ギャリオット。「DOOM」「QUAKE」でオンラインゲームを社会現象までにしたイド・ソフトウェアの開発者たち。彼らはどのような人間で、いかにして社会に多大な影響を与えたゲームを作り上げたのか。その背景には常に「コミュニティ」の存在があった。そして、かつてはテーブルトークゲームを中心として地域的に形成されていたゲームコミュニティも、それ自体が生み出したコンピュータゲームとネットワークの発展によって性格を変えてゆく。本書では、ゲームコミュニティからコンピュータゲームが生まれ、さらには人々の生活に深く影響を与えるようになるまでの様子を、関係者の証言によって解き明かす。米国を中心に湧き上がったLANパーティー、モッドといったムーブメントや、暴力表現に対するバッシングといった現象を理解する手助けともなるだろう。

目次

第1部 コンピュータゲームの夜明け(ロード・ブリティッシュ誕生;遊ぶコンピュータ;ビジネスとコミュニティ;オリジン・システムズ)
第2部 ネットワークゲームの時代(つなげ!撃て!;荒野のオンラインゲーマー;オリジン・システムズ最後の戦い)
第3部 プレイヤーの時代(バッシング―ゲーマーの受難;世界はプレイヤーのために;“変人趣味”から“流行”へ)

著者等紹介

キング,ブラッド[キング,ブラッド][King,Brad]
デジタルエンターテイメントに関する専門家として、ロンドン、サンフランシスコ、ニューヨークを中心に活動する。Wired Newsでビデオゲーム、映画、音楽業界に関する記事を担当しているほか、「The Hollywood Reporter」「Hits Magazine」「Businews 20.0」「Variety’s eV」「MP3 Magazine」といった雑誌にも寄稿している。テレビ、ラジオなどへの出演も多数

ボーランド,ジョン[ボーランド,ジョン][Borland,John]
Nwes.comのシニア・ライターとして、映画・音楽、ビデオゲームといったデジタルエンターテイメント分野を担当。「Fortune Magazine」「New York Post」「San Francisco Examinere」「New York Times Online」といった媒体にも執筆しているほか、CBSイブニングニュースといったテレビ/ラジオ番組にも解説者として出演している

平松徹[ヒラマツトオル]
大阪外国語大学卒業。海外のソフトウェアやマニュアルの日本語化に従事したのち、出版社勤務を経てフリーの翻訳者に転身。現在は書籍や雑誌記事、Webサイトの翻訳を中心に活動中。シューティングゲームのファンでもあり、「Return to Castle Wolfenstein」のサーバーを運営している
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

春ドーナツ

18
副題「ネットゲームコミュニティの誕生」。テーブルトークRPG*1の文脈から、「プロジェクトX」風にパソコンゲームの栄枯盛衰が語られる。*1紙や鉛筆、サイコロなどの道具を用いて、人間同士の会話とルールブックに従って遊ぶ(Wikipedia)家庭用ゲーム機に移植された「ウルティマ」を悉くスルーしてしまったのをYouTubeの投稿を見ながら深く後悔した。版権問題により現行機では遊べない。MOD文化もPCならではで羨ましい。オンラインで結ばれた電脳空間における交流は、SNSを利用することでイメージを掴めると思う。2019/02/11

kubottar

9
一部のオタクゲーマーがつくったネットコミュニティが今では誰もがやる世の中になっている。オタクが時代の先端を行くのだろうか?2013/05/20

無理矢理読書会@半田建設

4
米国のゲームコミュニティから発生した「ダンジョンズ&ドラゴンズ}の始まりが序盤に書かれ、次にコンピュータゲームの「ウルディマ」の開発から、FPS系のDOOMと続き、オンラインゲームへと進化していった。米のゲームの歴史と日本のそれは似ているようで似ていないのは根源の違いだと思う。自分は現在は全くゲームをしないが、昔は色々やって来た。アメリカのゲームは言葉の壁もあるが、それを置いても肌に合わなかった記憶がある。コンピュータゲームを再開することになったらゲームの進化に驚くだろう。2020/11/15

te_R9

2
11年前の本なので現在ではまた色々と状況が変わっている気がするけど,創成期からのゲームコミュニティと開発者の話が興味深く描かれている.ファミコンなどの家庭用テレビゲームが主題ではなくてパソコンでのゲームがメイン.ウルティマやDoomなどは自分ではプレイしたことないが開発者の話はやはり熱い.2015/01/29

gurapo

2
PCゲーム発展の歴史をプレイヤーコミュニティと開発者の二つの視点から1970年から2004年までの出来事を書いた本。マルチプレイFPSの他のほかにMMORPGのことも書かれていて両者の違いを知ることができ、それぞれどのようなプレイヤーがいることも知ることが出来る。特に興味深かったのはコミュニティの話で、その原点は「ダンジョンズ&ドラゴンズ」を皆で集まってプレイした流れでコミュニティが誕生していくのが今のゲーム文化に繋がってることに感動した。2011/02/27

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