ひとりひとりこころを育てる

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  • サイズ B6判/ページ数 553p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784797321128
  • NDC分類 370.4
  • Cコード C0098

出版社内容情報

「勉強や運動ができない子はいない。こころを正しく育てれば、みんなできるようになる」――子どもの発達・行動・学習を専門とする小児科医が臨床医としての30年の経験と、最新の研究結果を通して見つけた教育の新しいあり方。学校で落ちこぼれてしまった子のサポートから、成績優秀な子が陥る落とし穴まで、子どもの発達・行動・学習上の問題とその対策のすべてがこの一冊に。子どもの学力向上に必要なのは、単に塾に行かせるというような対症療法ではなく、問題の原因を究明し、親と子と、そして学校が一丸となって克服のための努力をする根本的な解決策なのです。

内容説明

学校で落ちこぼれてしまった子のサポートから成績優秀な子が陥る落とし穴まで、子どもの発達・行動・学習上の問題とその対策のすべてがこの一冊に。子どもの学力向上に必要なのは、単に塾に行かせるというような対症療法ではなく問題の原因を究明し、親と子と、そして学校が一丸となって克服のための努力をする根本的な解決策なのだ。

目次

一人ひとり心を育てる―はじめに
学習の方法
心を指揮する―注意制御システム
覚えて学び、学んで覚える―記憶システム
言葉と歩む道―言語システム
並べて配置する―空間秩序システムと順序システム
筋肉を支配する心―運動システム
心の頂点をかいま見る―高次思考システム
人間関係に参加する―社会的思考システム
落ちこぼれを防ぐ
心を再編成する―それは設計変更にあらず
心を育てる―家庭は多様な心の故郷
個性は権利だ―多様な心のための学校像

著者等紹介

レヴィーン,メル[レヴィーン,メル][Levine,Mel]
小児医学の新しい分野である、子どもの発達、行動、学習上の問題を扱う小児科医。現在は、ノースカロライナ大学医学部の小児医学の教授および「発達と学習のための臨床研究センター」所長を勤める。ノースカロライナ州ルージュモントの農場に、妻と、たくさんの動物たちと暮らしている。ハーバード大学医学部とボストンの子ども病院で医学を学んだ後、フィリピンのクラーク空軍基地で大尉および校医として奉職。この時期に、子どもたちが自分に合った人生を見つけ出すための努力を、小児科医と教育者がうまく協力して支援できるという経験をし、その経験に魅了される。その後、ボストンに戻り、子ども病院の外来診療の部長になるが、このとき、病院を訪れる子どもの来院理由の多くが、主に学校における機能障害(不登校など)であることを知る。以後、既存の医学用語に当てはまらない、情緒障害でも、知恵遅れでも、怠惰でもない、「謎の機能不全症」に一貫して取り組み、それを明らかにして子どもたちを救うことがライフワークとなる

岩谷宏[イワタニヒロシ]
著作家・翻訳家たまにプログラマ。1942年ソウル市生まれ
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

りんごのき

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泣ける、と言ったらヘンだけど。世の中の全ての大人が、レヴィーン先生のように子どもを見てあげられたら、世界は劇的に変わるだろうなあ、と思う。といってもこれは、いわゆる感動や共感を狙った本ではなくて、子どもの「苦手」を医学的見地から解き明かし、 「出来ない子」をより深く理解するための、脳科学の本。だからすごく論理的、なおかつ人間味に溢れている。この本を読んで、自分が「今やっていること」を片っ端から忘れ、物事を最後まで終わらせられないのがなぜなのか、やっとわかった。きっと「作業記憶」と「順序」の問題だと思う。2015/06/26

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