出版社内容情報
AppleShare IP 6.0のインストールと機能説明を中心にした解説書。
前回のバージョンまでは、Windowsクライアントソフトはサードパーティより提供されていたため、NTサーバーを共用サーバー環境として使う例が多いのが現状です。
今回のバージョンアップでは、NTに比べて高速化されたネットワーク転送の実現。Windowクライアントからのアクセスを可能にしたSBM (Server Message Block)プロトコルの採用。Windows NTサーバー環境の中にAppleShare IP 6.0のサーバーをWINSサーバーとして登録できるといった、共業へのアプローチの実現が特徴であり、プロフェッショナル環境での採用例が増えることが予想されるます。クライアント制限数のないクライアントソフトもバンドルされ、大規模クライアントになった場合にはコストパフォーマンスも高いサーバーとして機能することになっています。
さらに、Internet Message Access Protocol (IMAPv4)、LPR/LPDを使ったTCP/IP印刷など標準仕様も取り込まれているため、今までのIPソフトウェアに比べて汎用に説明できる要素が加わっています。
そこで、AppleShare IP 6.0の機能を説明しながら、プロフェッショナル環境では日常的になりつつある、NTサーバーとの協業関係において、メリットを説明。具体的な解説が中心だが、デベロッパー向けに開発環境についても言及しています。
目次
第1章 AppleShare IPサーバについて(Macintoshネットワークを快適に使う;AppleShare IP6.1について ほか)
第2章 AppleShare IP6.1の機能(AppleShare IP6.1の初期設定;利用者&グループについて ほか)
第3章 バックボーンテクノロジー(TCP/IPとAppleTalk;AppleTalk ほか)
第4章 実際の活用例(インターネット・イントラネットサーバの構築;DTPサーバとして使う ほか)