内容説明
高揚した精神と、奇妙な感情が生き生きと交錯し、華々しい、悩殺的ロマンスと、機智とスリルに富んだ冒険談、『オデュッセイア物語』―サミュエル・バトラーの鋭い洞察力が光る。
目次
重要な研究事項
オデュッセイの物語 第一巻~第二十四巻
オデュッセイ物語の中では女性が優位
女性の名誉と権威のための嫉妬
ペネロウプは過去を包みかざっているのかどうかの問題について
ペネロウプの性格の再考
著者が女性であるということの更なる指摘
イサカとシエリアは、共にトラパニーの近隣から引用されている
実際にはイオニアとエーゲ海諸島
ユリシーズの諸航海は、エリックス山とトラパニーで始まり、それで終る。主にシシリー一周であるという見解を確証するために、ユリシーズの諸航海に関するより進めた詳細〔ほか〕