目次
第1部 「女性を罰する社会?少子化は当然の帰結」(“講師”大沢真理)(女性を罰する社会の正体;加速する人口減少;貧困率の高さはOECD諸国で有数;コロナ禍よりもコロナ対策禍ではないか)
第2部 「W7の歩みとSDGsから見たジェンダー平等の課題」(“講師”三輪敦子)(W7とは;W7の歩み;2023年G7広島(日本)サミット
SDGs目標5の達成への働きかけ)
第3部 特別対談「気の向くままに、ゆるくジェンダー平等を語る」(芹田健太郎×大沢真理×三輪敦子)(改めて問う、現代の市民社会;非軍事主義とジェンダー平等;女子教育機関の役割;SDGsの目標達成への提言)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
katoyann
21
女性人権機構主催のオンラインシンポジウムの内容をまとめたブックレット。大沢真理報告は、若年女性の貧困率が上がり、コロナ禍では若い女性の自殺率が急増したと指摘する。10-49歳の女性の女性の自殺者数は6049人であり、コロナ死者の69倍(20頁)だとする。元々、非正規雇用に女性が集中していて、外食産業が営業自粛を求められたために、仕事を失った女性が多かった。4年前のことだ。実質賃金が下がり続けるのも、女性を中心とした雇用の非正規化に原因があるわけで、選挙前に読んでおく必要があるといえる。2025/07/18
香菜子(かなこ・Kanako)
17
どうする、日本のジェンダー平等戦略。 橋本 ヒロ子先生、林 陽子先生、芹田 健太郎先生の著書。日本のジェンダー平等戦略がしっかりしないと日本はいつまでたってもジェンダー平等後進国のまま。世界中でジェンダー平等が進んでいるのに日本はジェンダー平等が遅々として進まない。このままでは日本のジェンダーギャップランキングは下がり続けしてしまいそう。すべての日本人がジェンダー平等後進国であることを恥ずかしいことと思わないと。 2024/05/01