内容説明
契約条項の透明性の要請と契約内容の確定作業のあり方。消費者契約における契約条項の透明性の要請の実効性を確保するためには、いかにして契約内容を確定すべきか。フランス法からの貴重な示唆。
目次
序論 問題の所在(一方当事者に不利な解釈準則の位置づけとその課題;本書の目的と構成)
第1部 フランス消費法における契約内容の確定作業のサンクション化(消費者契約における一方当事者に不利な解釈準則の位置づけとその意義;消費法典上の濫用条項規制における契約内容の確定作業と契約条項の透明性の要請)
第2部 契約条項の透明性の要請と契約内容の確定のあり方(消費者契約法による不当条項規制と契約条項の透明性の要請;消費者契約法上の不当条項規制における契約条項の透明性の考慮とその抽象性;消費者契約の内容確定のあり方に関する一試論―契約条項の透明性の要請の実効性確保と契約解釈、不当条項規制)
総括 消費者契約における透明性の要請と契約の内容確定(フランス消費法における契約内容の確定作業のサンクション化;契約条項の透明性の要請と契約内容の確定作業のあり方)
著者等紹介
酒巻修也[サカマキナオヤ]
1987年 茨城県に生まれる。2017年 青山学院大学法学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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