内容説明
法と広義の経済学。人間モデルにおける規範意識の位置。法と経済学/私的秩序(所有権・契約・民事責任)/リスク・IT社会・企業・国家/ハイエクの法理論。
目次
第1部 「法と経済学」をめぐって(経済的人間と規範意識;経済学の洞察と法学―「法と経済学」を論ず;法と経済―総括コメントの試み)
第2部 所有権・契約・民事責任―私的秩序の構成要素(所有権は何のためか;進化論的契約論素描;不法行為法における「不運」の位置について)
第3部 現代社会のテーマ群(リスクと「安全・安心」;IT社会の規範的考察―知財法を中心に;規制緩和・民営化は何のためか―国家の位置を考える;ロールズの平等妄執(obsession)を抉る)
第4部 ハイエク研究余滴(F.A.ハイエク(1985年)―忘却の淵から蘇った自由主義の不死鳥
『法と立法と自由』第1巻の解説
理性の射程(1992年)―ハイエク社会理論における立法の位置
ハイエクと社会福祉(2004年)
ハイエクの法理論に関する一試論(1980年))
著者等紹介
嶋津格[シマヅイタル]
千葉大学名誉教授。1949年京都府生まれ、東京大学大学院法学政治学研究科修了。法学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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