内容説明
国際法形成における多様な行為体(国際機構、多国籍企業、NGOs等)の役割と、法源論を追究。
目次
「国際社会における法の支配」が意味するもの
第1部 国際法の法源(誰がどのように国際法を創るのか?;国内裁判所と国際法の発展―原爆判決からICJ核意見へ;国際法における正統性を求めて―手続的正統性を中心に;法典化―現代における意義と課題;法の適用と創造との交錯―現代世界における紛争処理のダイナミックス)
第2部 条約の解釈(国際法解釈論批判―条約解釈をめぐる議論の諸局面;条約解釈における統合の原理―条約法条約第31条3(c)を中心に)
第3部 慣習法論(慣習国際法論は社会進歩のプロジェクトに貢献できるか?―意思主義の再構成を目指して;動態的プロセスとしての慣習国際法―その変更をめぐって)
著者等紹介
松井芳郎[マツイヨシロウ]
名古屋大学名誉教授。1941年京都生まれ。1963年京都大学法学部卒業。1967年京都大学大学院法学研究科博士課程退学:名古屋大学法学部助手。1968年同助教授。1976年同教授。2004年同定年退職:立命館大学大学院法務研究科教授。2011年同定年退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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