内容説明
国家承認制度から見えた普遍的国際社会の成立。「とき」と「ところ」を生きる「人」と「国」を見る、具体的人間観・具体的国家観を構築。歴史や先例から人間の知的営為を凝視し、超国家的な、人類の共同意思によって支持される国際法・国際人権法を希求する。
目次
第１編 第二次大戦後五〇年の国家独立（植民地からの独立と承認；太平洋・カリブ海の島嶼国の独立；社会主義連邦諸国の解体と国家承認）
第２編 承認論と国際社会（承認制度の今日的意義；国家承認学説の批判的検討；国家承認制度の再検討；新国家誕生の形態と国家承認再論；いわゆる分裂国家の承認―一民族・二国家から統一国家へ）
