内容説明
警察法から一斉検問を組み立てる。自動車検問を根拠からでなく警察法・道交法・警職法の執行として説く。行政警察の法学入門。
目次
第1章 判例における自動車検問の位置付け(警察官職務執行法に基づく自動車検問への疑義;職務質問への前段行為の創出 ほか)
第2章 内部法における検問の位置付け(判例における内部法への言及;経済検問の背景―『流通秩序確立対策要綱』(一九四七年七月二九日閣議決定) ほか)
第3章 内部法におけるパラダイムの重層化―「勤務」から「組織」へ(基準設定にかかる「管理」と「指揮監督」;警察官職務執行法をめぐる根拠論と目的論 ほか)
第4章 自動車一斉検問の行政法学的再構成(警察法の属性;警察法要素 ほか)
著者等紹介
今村哲也[イマムラテツヤ]
1955年福井県生まれ。1983年一橋大学大学院法学研究科後期博士課程退学。2006年博士(法学・一橋大学)。1983年山形大学人文学部専任講師、同助教授、その後関東学院大学法学部助教授、同教授、明治大学法科大学院教授を経て、関東学院大学法学部教授、横浜市立大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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