内容説明
関東大震災で経験したリアルな現実から「人間の復興」を提唱。「生存権」に基礎をおいた復興経済のあり方を説く。
目次
復興経済の第一原理
欧州の戦後経済と日本の復興経済―倒ることの過大観、興ることの過小観
復興経済の厚生的意義
復興日本当面の問題
経済復興はまず半倒壊物の爆破から―「生存権擁護令」を発布し私法一部のモラトリアムを即行せよ
誰か復興の経済計画者たる
営生機会の復興を急げ
失業及び火災保険問題
火災保険金問題について
失業問題の数的考察
エコノミック・デモグラフィーより見たる震災前の東京市
失業調査とそれに基づく若干の推定
著者等紹介
清野幾久子[セイノキクコ]
明治大学法科大学院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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