内容説明
武力紛争予防措置としての軍縮の可能性を考究する。現実的な観点から、軍縮条約の交渉枠組み、関連条約、規範等を概観し、軍縮国際法の強化により平和の実現を標榜する。
目次
第1部 軍縮条約の交渉枠組み(伝統的な軍縮会議(CD)による条約交渉枠組み
CD以外の外交会議による条約交渉枠組み
その他の軍縮分野の条約等に係る交渉枠組み)
第2部 軍縮条約の多様性(大量破壊兵器関連条約;通常兵器関連条約;その他の軍縮分野の条約等)
第3部 軍縮関連規範の多様性(条約法条約からみた軍縮条約と遵守強化メカニズム;軍縮分野におけるソフト・ロー;軍縮分野のICJ判例の役割)
むすびにかえて
著者等紹介
福井康人[フクイヤスヒト]
1987年3月同志社大学法学部法律学科卒。2009年9月グルノーブル第2(P.M.F.)大学法学部大学院卒、取得学位:修士(国際安全保障・防衛)。2013年6月パリ第1(パンテオン・ソルボンヌ)大学法科大学院(国際法・EU法専攻)卒、取得学位:博士(法学)。8月‐9月モンテレー国際大学院(MIIS)客員研究員(兼任)。2014年1月‐3月ジュネーブ国際開発大学院(IHEID)客員研究員(兼任)。7月‐8月ユトレヒト大学客員教授(兼任)。1987年4月外務省入省(東欧課、安全保障政策室、人権難民課、軍備管理軍縮課、国際組織犯罪室、国際安全・治安対策協力室、在ルーマニア日本大使館、軍縮会議日本政府代表部等に勤務)。2012年9月‐2014年8月南青山大学客員教授。2014年9月‐現在に至る。外務省に復職(国際平和協力室)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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