内容説明
ルソーの憲法思想やロベスピエールの革命実践が提起している諸問題、とりわけ彼らが提起した「徳」の観念から、今日のわが国をめぐる内外の政治状況へ貴重な示唆を与える。国家権力に対して主権者として何をさせることができるのか、私達に問いかける待望の良著。
目次
18世紀フランスの憲法思想考察の今日的意義
第1部 啓蒙期の憲法思想(自由主義的貴族の憲法思想―Montesquieu;ブルジョアの憲法思想;「民衆」の憲法思想―J.‐J.Rousseau;コミュニストの憲法思想―Morelly,Mably)
第2部 革命期の憲法思想とその実践(アンシャン・レジーム末期におけるパルルマンの憲法思想とその実践;ブルジョアの憲法思想とその実践―Si´ey`es;「民衆」の憲法思想とその実践―Robespierre;コミュニストの憲法思想とその実践―Babeuf)
18世紀フランスの憲法思想とその実践に学ぶもの
著者等紹介
畑安次[ハタヤスジ]
1945年三重県生まれ。三重県立伊勢高等学校を経て1968年同志社大学法学部卒業。1970年同志社大学大学院法学研究科公法学専攻修士課程修了。1974年金沢大学教養部助教授。1991年金沢大学教養部教授。1996年金沢大学法学部教授。2004年金沢大学大学院法務研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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