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内容説明
民法703条~707条までの不当利得に関する裁判例の解説。大審院および最高裁判例を中心にしつつも、新しい論点があるものは、未だ下級審段階にあるものも取り上げている。不当利得論は、判例は公平論を維持しているが、通説となってきた学説の類型論の立場で、整理されている。判例の事実関係の要旨をすべて付してあり、実務的判断に便利。
目次
第1章 不当利得の意義(債権発生原因としての不当利得;財産的利益保護のための他の制度との関係)
第2章 一般不当利得の成立要件(成立要件の意義;利得に「法律上の原因がない」こと ほか)
第3章 一般不当利得の効果(効果の概説;善意の利得者の返還義務の範囲 ほか)
第4章 特殊な不当利得(非債弁済;期限前の弁済 ほか)
著者等紹介
土田哲也[ツチダテツヤ]
1938高知市に生まれる。1965大阪市立大学大学院法学研究科修士課程修了、香川大学経済学部助手。1966香川大学経済学部講師。1968香川大学経済学部助教授。1979香川大学経済学部教授。1981香川大学法学部教授。2002年香川大学定年退官、香川大学名誉教授。現職、高松大学経営学部教授
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