内容説明
在独日系企業の観点から、ドイツの労働法・雇用関連法制を解説。労働法のみならず、密接に関連する税制・社会保障制度・外国人法等の隣接分野までを幅広く検討。
目次
1 ドイツの労働制度の概要・特徴・歴史的経緯(被用者(雇用される人達)の一般的給与水準
労働組合と労働協約 ほか)
2 現地スタッフの採用と雇用関連法制(在独日系企業の労働力;現地スタッフ採用時の留意事項 ほか)
3 ドイツの社会保障制度(ドイツの社会保険制度の発展経緯;ドイツの社会保障制度の法的根拠と運営機関 ほか)
4 ドイツにおける企業福利厚生と企業年金制度(税制と連動した企業福利厚生施策:基本原則;賃金税上の分離課税処理の概要 ほか)
5 日本からの出張者・駐在員とドイツ労働問題(日本からの駐在員の滞在許可・労働許可・ビザの問題;日本からの出張者の滞在許可・労働許可・ビザの問題)
著者等紹介
池田良一[イケダリョウイチ]
1956年山形県生まれ。1979年新潟大学人文学部卒業。1983年東京大学大学院農学系研究科農業経済学専攻修士課程修了。1985年ゲッティンゲン大学留学。1993年プライスウォーターハウス(現:プライスウォーターハウスタークーパース)・デュッセルドルフ事務所に入社。以来、デュッセルドルフ地区を中心に在独の日系企業の会計・経理・税務・会社法・人事問題を中心に、個々の専門分野を超えた包括的なソリューションを提供するビジネス・コンサルタント活動を展開。ドイツ・日本を中心としてのそれらのテーマに関するセミナー活動に加えて、「月刊国際税務」、「国際商事法務」、「月刊監査役」といった日本の専門雑誌を中心に、実務現場のコンサルタントの立場から数多くの執筆活動も行っている。現在、プライスウォーターハウスクーパース・デュッセルドルフ事務所勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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