内容説明
1970年代の日本の「経済外交」は、「近代を超える」ため、まったく「新しい」ものになった。『戦後日本の経済外交―「日本イメージ」の再定義と「信用の回復」の努力』の続編。世界経済が現代につらなる構造変動を経験した1970年代(1973‐80年)に焦点を当て、対外経済政策の策定プロセスのみならず、その背後にある認識や思考のパターン(「日本イメージ」)にまで踏み込んで、歴史的に分析。
目次
研究課題と分析の視角
第1部 「新しい」「日本イメージ」(「近代を超える」―「新しい」日本の「未来」;長所を伸ばし、短所を減らす―「新しい」日本の役割;あちらを立てれば、こちらが立たず―「新しい」日本の「経済外交」)
第2部 「日本イメージ」の形成(日本の「未来」を問い直す―新たな枠組みの出現;日本の役割を問い直す―新たな主体の台頭;「経済外交」を問い直す―新たなルールの模索)
暫定的結論と若干の展望
著者等紹介
高瀬弘文[タカセヒロフミ]
1973年、愛媛県生まれ。一橋大学法学部卒業、同大学院法学研究科修士課程修了、同大学院法学研究科博士後期課程修了。博士(法学)。専攻は、日本外交史、国際関係史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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