内容説明
名著『国家責任論の再構成』から30年を経て、当初の法理構想がいかに実定的、実証的に展開されてきたのか、国家責任論の基礎理論とその実践的検証を行う。国際法研究に必読の文献。
目次
第1章 近年における外交的保護権と国家責任の法理への人権思想の投影
第2章 外国人の経済行為と国家の国際責任
第3章 人権標準主義と国家の国際責任
第4章 人権救済と外交的保護制度
第5章 外交的保護制度の歴史的形成
第6章 国際法における責任理論の系譜―過失責任理論の限界と客観責任理論による再構成
第7章 社会の産業化、技術化状況の進展と(国家)責任原則の新展開
著者等紹介
広瀬善男[ヒロセヨシオ]
明治学院大学名誉教授。1927年千葉市に生まれる。1958年東京大学大学院博士課程、公法コース修了。法学博士(東京大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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