内容説明
21世紀の児童福祉は、子ども自身がさまざまな社会的支援・援助のもとで健全に育つことができるような機会を補償するとともに、とくに親による子育てが適切に、すなわち「子どもの最善の利益」を考慮していとなまれることを保障するような社会的子育てシステムとして、自らを再構築していくことが求められるであろう。著者らは、そこにこそ児童福祉における歴史の本流があるということを、本書を通して提起する。
目次
社会的子育てシステムとしての児童福祉
第1部 子どもの権利と社会的子育ての理論(日本における子どもの権利思想の展開;子どもの福祉と健全育成;子育てネットワーク ほか)
第2部 子どもの自立支援と社会的子育て(児童相談所における子どもの権利擁護;児童養護施設における自立支援;自立支援とアフターケア ほか)
児童虐待と社会介入
資料 英文・子どもの権利条約全文
著者等紹介
許斐有[コノミユウ]
元駒沢大学教授。2001年1月没
望月彰[モチズキアキラ]
大阪府立大学教授
野田正人[ノダマサト]
立命館大学教授
桐野由美子[キリノユミコ]
京都ノートルダム女子大学教授
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