内容説明
本書はアメリカでセクハラ問題に人々の注意を喚起した画期的な事件の公開審理の模様を、被害者の立場で書きつづった体験の記録である。
目次
序
「常軌を逸した公聴会」
「どれだけ説明すればいいの?」
「女性の大きな胸」は悪くない
ペテン師呼ばわり
ジョン・ドジットの似非心理学
「ハイテク・リンチ」発言
陰部供述書
ワシントン・ポスト紙の不甲斐ない報道
学生の投書キャンペーン〔ほか〕
著者等紹介
ヒル,アニタ[Hill,Anita]
オクラホマ州ローントリー生まれ。1991年連邦最高裁判事候補クラレンス・トーマスに対してセクシュアル・ハラスメントの告訴をしたことにより一躍有名となる。オクラホマ州立大学、エール大学法学部卒業。オクラホマ州立大学法学部教授を経て、現在、マサチューセッツ州ブランダイス大学教授
伊藤佳代子[イトウカヨコ]
東京大学経済学部経済学科、東京都立大学人文科学部哲学科卒業。2000年4月逝去
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。