復讐と赦しのあいだ―ジェノサイドと大規模暴力の後で歴史と向き合う

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復讐と赦しのあいだ―ジェノサイドと大規模暴力の後で歴史と向き合う

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  • サイズ B6判/ページ数 275p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784797250817
  • NDC分類 329.67
  • Cコード C3032

内容説明

本書は、弱者に向けられた、あるいは弱者が発する憎悪に如何に対処し、共生社会を築くかという問題関心を戦争犯罪やジェノサイドなどの大規模集団暴力という、より深刻な事例に適用したもので、国際法・憲法などの法学・政治学的関心はもちろん、哲学、心理学、歴史学等を縦横無尽に取り込み、複合的な学的基礎を持つ彼女の真骨頂を示すものである。本書は、2000年にthe American Society of International Law(ASIL)の出版表彰(Certificate of Merit)を受けた。

目次

第1章 序
第2章 復讐と赦し
第3章 裁判
第4章 真相解明委員会
第5章 賠償
第6章 歴史と向き合う

著者等紹介

ミノウ,マーサ[ミノウ,マーサ][Minow,Martha]
1954年生まれ、75年にミシガン大学で歴史学を学び、翌年、ハーヴァード教育大学院で教育学修士号、79年にイェール法科大学院で法学博士号(ジュリス・ドクター)を取得、98年にはウィーロック・カレッジから教育学博士号を授与される。現在、ハーヴァード法科大学院教授。紛争予防を教育方法の観点から模索する団体「歴史と我々自身に向き合う」の評議会メンバー、1999年にスウェーデンの主導によって設置された「コソヴォに関する独立国際委員会」の委員など、社会的活動にも精力的に取り組む行動派の法学者

荒木教夫[アラキノリオ]
白鴎大学法学部教授。専攻は国際法

駒村圭吾[コマムラケイゴ]
慶応義塾大学法学部助教授。専攻は憲法学
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

テツ

17
ジェノサイドとそれに纏わる諸々の惨虐な行為から幸運にも「生き延びてしまった」人間には、加害者たちとどう対峙するのかという重荷が新たに背負わされる。家族を、友人たちを、尊厳を奪い拷問し殺戮した集団に対してどうするのか。「復讐」するのか「赦す」のか。忘れることなど絶対にできないイベントを乗り越えた後にはそのどちらかを選ぶしかない。当事者ではないぼくたちが軽々しく復讐の空しさなどを訴えることはできない。ベタな感想だけれど「赦し」受け入れて自らの人生を(諦観と共に)切り拓く選択をされた方々は本当に強いなと感じた。2023/07/05

YayoiM

1
ミノウの語り方なのか、それとも翻訳の問題なのか、非常に回りくどい文章。同じ現象を100様で説明する感じ。ただ、虐殺や拷問といったトラウマを「乗り越える」方法として、「赦す」か「復讐する」か・・・という二択に南アやユダヤ人らは直面してきており、ミノウは明らかに、南アの真実解明委員会の手法に(欠点があるのを認めつつも)一番マシな方法だろうと言う立場をとっている。トラウマとどう向き合うか、という問題意識を持っている被害者には有益な本。2014/01/11

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