内容説明
わが国近代監獄法制の範となったドイツ監獄法をはじめて講述したもので、貴重な稀観書の復刻である。講述者クルート・フォン・ゼーバッハ(Curtt von Seebach)は19世紀後半に活躍したドイツの代表的監獄学者カール・クローネ(Karl Krohne)を師としており、本講術はこのクローネの『監獄学教科書』(Lehrbuch der Gefangnskunde、1889)に依拠している。
目次
独逸監獄法講義前編(犯罪及刑罰;行刑及行刑制度;犯罪ノ防制;犯罪ノ予防 ほか)
独逸監獄法講義後編―司獄官吏(下等司獄官吏;下等宮吏ノ任命法;服制;看守ノ職務 ほか)