内容説明
本書は、「現代スイス憲法」にかんして、在ベルン中において受けた「議会政治研究」誌からの二本の原稿依頼を含めて、次々と湧いた問題関心に沿って「島大法学」に連載した論稿15本を収めた論文集である。
目次
第1部 基本原理(スイスにおける半直接民主主義制度の展開―連邦レベルにおける概観;スイスにおける直接民主制―ランズゲマインデ型をめぐって;連邦制の原理とその動揺―「現在」スイスの場合 ほか)
第2部 基本的人権(「軍隊のないスイス」国民イニシアチブとレフェレンダム;ブルーヘルメット法と1994年国民投票―動揺する90年代スイスの永世中立政策;スイス連邦憲法の1995年「改憲草案」(司法省)の分析―イニシアチブとレフェレンダムの領域に限定して ほか)
第3部 統治機構(現代スイス議会制度の特質;現代スイスの立法手続過程;スイス型内閣制度の特質 ほか)