内容説明
本書は、商業出版社が学術出版物の発行を通じて社会的に果たしている機能に着目して、その機能がディジタル情報技術の出現によってどのように変化しつつあるかを明らかにしたうえで、知的資源の循環システムと著作権・知的財産権法システムとの相関関係について考究するものである。
目次
第1章 序論
第2章 学術出版の法と経済
第3章 ディジタル情報技術と学術出版
第4章 知的資源の表出としての情報財の形成:コンテンツ
第5章 情報財の流通に関する情報システム
第6章 情報財の流通に関する法システム
第7章 情報財の利用に関する社会経済システム
第8章 情報財の循環のための社会制度デザイン
著者等紹介
児玉晴男[コダマハルオ]
昭和46年3月埼玉県立浦和高等学校卒業。昭和51年3月早稲田大学理工学部資源工学科卒業。昭和53年3月早稲田大学大学院理工学研究科資源及金属工学専攻博士課程前期修了。平成4年7月筑波大学大学院修士課程経営・政策科学研究科企業法学専攻修了。平成13年9月東京大学大学院工学系研究科先端学際工学専攻博士課程修了。博士(学術)。平成14年1月株式会社培風館編集部退職(昭和53年4月~)。現在、文部科学省大学共同利用機関メディア教育開発センター研究開発部助教授(平成14年2月~)
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