内容説明
香城法学の集大成。実務家の慧眼が光る行政罰則の研究。
目次
1 刑法総論の展開(正当防衛の意思に関する最高裁判例;正当防衛の侵害の急迫性に関する最高裁判例 ほか)
2 行政罰則と刑法総論との交錯(行政罰則と経営者の責任―労働者保護法規を中心に;著作権法の罰則の構造と特徴 ほか)
3 刑法罰則の解釈(平安神宮社殿を放火罪における一個の現住建造物とした最高裁判例;放火罪における建造物の一体性 ほか)
4 行政罰則の解釈(逋脱罪(所得秘匿工作をした上での不申告)に関する最高裁判例
過失公害罪(健康を害する物質の排出と監督過失)に関する最高裁判例 ほか)
著者等紹介
香城敏麿[コウジョウトシマロ]
1935(昭和10)年生まれ、1958年、東京大学法学部卒業、同年司法修習生(12期)、1960年、東京地裁判事補、以後法務省刑事局付検事、最高裁調査官、大阪高裁判事、東京高裁判事、東京地裁部総括、最高裁調査官、大分地裁兼家裁所長、静岡地裁所長、東京高裁部総括、福岡高裁長官を経て2000年、定年退官。2001年、獨協大学法学部教授、兼大学院法学研究科教授、2004年、同大学法科大学院教授・兼大学院法学研究科教授。総務省電気通信紛争処理委員会委員長、法務省司法試験考査委員(憲法)を歴任
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