内容説明
科学技術の急速な進歩とそれに追いつかない法制度・社会制度。日独の公法学者が原子力開発・先端科学技術・治療技術などの科学技術の進歩・発達に伴う人間・生命・環境などに対する重大な法的諸問題を論ずる。
目次
第1部 日本とドイツの憲法学(1)(日本の憲法学と比較憲法;日本とドイツの比較における生命医学の憲法問題)
第2部 原子力(日本の原子力―政策、法、裁判;原子力法における基本権の制限と(政治的)リスク評価 ほか)
第3部 環境保全・廃棄物(環境法におけるいわゆる「協働原則」(Kooperationsprinzip)について―その法原則としての適格性に関する疑問
環境法における衡量と補整―モデルの一貫性を高めるための意見表明 ほか)
第4部 生命科学(日本国憲法における学問・研究の自由の限界とヒト・クローンの作製―人クローン個体産制禁止法案を素材に;学問の自由の限界―憲法上の?それとも倫理上の? ほか)
第5部 日本とドイツの憲法学(2)(日本における人間・社会・国家;比較法および国際関係における憲法)
著者等紹介
栗城寿夫[クリキヒサオ]
名城大学大学院法務研究科教授
戸波江二[トナミコウジ]
早稲田大学大学院法務研究科教授
青柳幸一[アオヤギコウイチ]
筑波大学大学院ビジネス科学研究科企業法学専攻教授
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