内容説明
民法の領域において、既に形成されてきている法的伝統も、時代の移り変わりにつれて現象面でさまざまな態様の紛争が現れる。だが、流れる精神は時代を超えて生き続けているものであるから、単に現象面のみを捉えることなく、問題の本質や法律制度の理念を理解することができれば、紛争の予防と解決のための有効な道標になる。4版に際し判例及び外国の法制度についても最新の状況を示し、より読みやすく改した。
目次
第1章 民法の意義
第2章 権利の主体
第3章 権利の客体
第4章 権利の変動
第5章 期間
第6章 時効
著者等紹介
斎藤修[サイトウオサム]
1950(昭和25)年神戸市生まれ。1972(昭和47)年関西大学法学部卒業。1977(昭和52)年神戸大学大学院法学研究科博士後期課程修了。修了と同時に法学博士。民法専攻。神戸大学大学院法学研究科研究生。1978(昭和53)年神戸商科大学専任講師(商経学部経営学科)。1980(昭和55)年神戸商科大学助教授。1988(昭和63)年~神戸商科大学教授。1989(平成元)年~神戸商科大学大学院経営学研究科長兼。1991(平成3)年神戸商科大学経営学科長。2004(平成16)年~兵庫県立大学教授(経営学部、大学院経営学研究科)。所属学会等―国際法律家協会、日本法律家協会、日本私法学会、比較法学会、日本交通法学会(平成14年より理事)。法とコンピュータ学会、金融法学会(各正会員)
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