内容説明
金融システムの「電子化」と「国際化」により、金融取引は電子的に国境を越えて行われるようになり、金融システムに携わる法律家・実務家に新たな法的課題が提起されている。しかも我々がかつて体験したことのないほどのスピードで「電子化」と「国際化」は進展している。本書は、各分野の海外における気鋭の法律家・実務家らにより法的分析が試みられ、そのスピードに振り切られないための指標となるであろう。
目次
第1章 国際資金移動―そのメカニズムと法
第2章 データ・セキュリティと文書イメージ処理―国境を越える電子銀行業のための法的保護
第3章 金融電子データ交換
第4章 消費者電子銀行業
第5章 国際取引証券の不発行化
第6章 支払システム、データ保護及び国境を越えたデータのフロー
第7章 電信移動法の逆ピラミッド
第8章 ホールセール資金移動―UCC4A編
第9章 支払とネッテング・システムに関する法的諸問題
第10章 資金移動、支払い及び支払いシステム―法的調和化に向けた国際的イニシアチブ
著者等紹介
泉田栄一[イズミダエイイチ]
1947年岩手県に生まれる。1969年新潟大学卒業。富山大学、新潟大学教授を経て、現在、明治大学法学部教授
佐々木信和[ササキノブカズ]
1976年宮城県生まれ。新潟大学大学院法学研究科修了。修士(法学)。新潟大学大学院現代社会文化研究科博士課程在学中
西沢文幸[ニシザワフミユキ]
1961年新潟県生まれ。新潟大学大学院経済学研究科修了。修士(経済学)。新潟商業高校情報処理科教諭
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 日本経済に何が起きるか