内容説明
中小企業に関する法律入門書であり、閉鎖株式会社と有限会社の中小規模の会社について、会社法学の立場から解説するものである。従来の会社法(大規模会社法)と中小会社法の確立を主張する著者の会社法2分野化仮説の一つを展開する。今後会社法2として展開される構成の序説的試み。
目次
第1章 総論
第2章 設立
第3章 株式・持分
第4章 中小会社における業務運営の実態
第5章 中小会社における取締役・監査役
第6章 中小会社における新株発行と増資
第7章 計算書類の作成と公開
第8章 組織変更・強制清算
第9章 中小会社における内紛の解決とその予防
第10章 中小会社の法規制のあり方について―商法・有限会社改正試案をめぐって
著者等紹介
大野正道[オオノマサミチ]
昭和24年富山県生れ。昭和47年3月東京大学法学部第一類卒業。昭和53年7月東京大学大学院法学政治学研究科博士課程(民刑事法専攻)単位取得満期退学。平成2年4月筑波大学助教授社会科学系(大学院担当)。平成7年4月同大学教授(ビジネス科学研究科企業法学専攻)
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