内容説明
一般国際人権条約として最も伝統があるヨーロッパ人権条約。条約自体は批准国のみを拘束するにすぎないとはいえ、ヨーロッパ人権委員会および裁判所を置き条約の解釈や適用について豊富な判例が存在している。ヨーロッパ人権裁判所判例の研究とともにヨーロッパ社会のリーガル・マインドを理解する一助に。
目次
1 犠牲者とは(25条)
2 国内的救済原則(26条)
3 拷問等の禁止(3条)
4 逮捕抑留の条件(5条)
5 公正な裁判を受ける権利(6条)
6 プライヴァシーの権利(8条)
7 宗教の自由(9条)
8 表現の自由(10条)
9 結社の自由(11条)
10 非差別(14条)
著者等紹介
初川満[ハツカワミツル]
1949年、岡山県津山市に生れる。東京大学法学部卒業。1982年より、ロンドン大学(L.S.E.)大学院にて国際公法を学ぶ。後、R.Higgins教授に師事し国際人権法を研究。ロンドン大学高等法律研究所(I.A.L.S.)を経て、1989年4月より帝京大学専任講師。1996年4月より横浜市立大学国際文化学部助教授、1998年同教授
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