内容説明
ジョン・ロールズの『正義論』以降、価値相対主義問題を解決済みとみなす現代法哲学の“常識”を問い直す。
目次
第1部 ウェーバーの価値思考(現代正義論の問題背景;ウェーバーにおける「価値討議」;ウェーバーにおける「人格」)
第2部 ヤスパースの価値思考(実存思想についての予備的考察;ヤスパースにおける「コミュニケーション」;「コミュニケーション」論の可能性)
第3部 諸批判への弁明と展望(ウェーバーとヤスパースに向けられた批判への弁明;ウェーバーとヤスパースにおける価値思考の展望;アレントとハーバーマスからみたヤスパースの思考様式)
著者等紹介
菅原寧格[スガワラヤスノリ]
北海学園大学法学部教授。博士(法学)。2006年北海道大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得退学。同大学院助手・助教を経て、2010年北海学園大学法学部准教授、2016年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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