内容説明
ロースクールの創設をはじめとして進行している「司法改革」はわが国の司法制度はじまって以来の大変革であり、これから法律学を学ぶ者にとってクリアすべき必須のことがらである。本書は、裁判制度改革の方向と課題をもれなく取り上げて法律学習の基礎となる制度の理念としくみの知識を整理提供するロースクール時代の裁判法入門。
目次
司法改革の目指すもの
裁判制度の仕組み―裁判の主催者
新民事訴訟法の裁判手続―理念と特徴
裁判外紛争処理(ADR)
刑事裁判手続の構造
行政裁判手続の構造
これからの裁判官に求められる役割と技能
これからの検察官・警察官に求められるもの
これからの弁護士像―弁護士は何をしなければならないか?
調停人・仲裁人に求められる役割と技能
企業法務部に求められる役割
国際化時代の民事訴訟の将来課題
家事紛争処理手続の検討課題
停滞する行政訴訟の検討課題
少年刑事事件処理の検討課題
法科大学院の課題―法曹養成の新局面