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内容説明
表面による契約以外は撤回を認めないというわが国の贈与契約規定が直面している運用実態との乖離を検討・克服すべく、主としてドイツ・スイスの贈与法理を比較検証して、わが国の贈与契約の再構成・類型化を試みた意欲作。とくに、此彼の「贈与」観の相違に着目して、わが国の贈与契約法の基礎理論の考究に多くの検討を加えた力作である。
目次
第1章 ドイツ法、スイス法における「道徳上の義務の履行」(ドイツ法;スイス法)
第2章 ドイツ法における贈与観(制定過程;有償性の包括性と無償性の限定)
第3章 日本法の検討(日本法における贈与観;贈与法の現状と展開)
第4章 結語
著者等紹介
小島奈津子[コジマナツコ]
1970年東京都生まれ。1993年慶応義塾大学法学部法律学科卒業。1997年早稲田大学大学院法学研究科修士課程修了。2004年法政大学大学院法学研究科博士課程満期中退。現在、桐蔭横浜大学法学部法律学科専任講師
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