内容説明
「近代」の後の「現在の時代」に、紛争解決規範というものをはっきりと掌握できるのであろうか。現代人にとっては規範が崩壊し見えなくなっている現象が確実に進行中であることは否定できなくなった。紛争解決の実務と理論の体系化。
目次
第1編 総論(紛争解決学の成立;紛争解決学の定義と領域;紛争解決の客体;紛争解決の主体;代理人;紛争解決規範;紛争解決の技術;和解;紛争解決機関;紛争解決の全体像と紛争解決学の目的)
第2編 各論(複数の紛争解決システムを使用して解決した事例―富士五湖カントリー富士ケ嶺事件;ADRにおける解決事例;演習問題)
著者等紹介
広田尚久[ヒロタタカヒサ]
1938年平壌市(ピョンヤン)生まれ。1962年東京大学法学部卒業。川崎製鉄に入社。1966年川崎製鉄を退社し、司法研究所に入所。1968年弁護士登録(第一東京弁護士会)。1993年九州大学非常勤講師。2001年大東文化大学環境創造学部学部長・教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。