目次
第1部 近代国家における基本的人権(展開―身分的諸自由から一般的自由へ;拡大―基本権としての人権;変転―自由と保障の間の基本権)
第2部 社会主義のあとに―社会的なるものへの新たな倫理?
著者等紹介
マイアー,ハンス[マイアー,ハンス][Maier,Hans]
1931~.現代ドイツの政治哲学・歴史哲学者。フライブルグ大学において言語学・歴史学・政治学を修めた後、「革命と教会」(1958)「旧ドイツ国家学と行政学」(1962)で政治学と哲学双方の学位を取得、1963年以降ミュンヘン大学社会科学部の政治学教授を務める。1970年、時のバイエルン州首相に乞われて、教授兼任のまま州の教育・文化相に就任し、以後1986年までの16年間その地位にあって、優れた指導力と柔和な人柄によって、バイエルンの哲人文相としてドイツ全土にその名を知られた。1988年学務に復帰した後は、大学附置の哲学研究所長に就任して、“全体主義と政治宗教”にテーマを絞った国際的な学際研究を組織し、大きな業績を上げた。ドイツ政治哲学の重鎮の一人として高い信頼を得ている。1999年秋には労務の第一線を退いたが、なお多くの学術・文化団体の指導者として、活発な研究活動を続けている
森田明[モリタアキラ]
1943年東京生まれ。現在、東洋大学法学部教授
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