内容説明
米国で進展した裁判外紛争処理制度(ADR)の多様な展開を紹介し、紛争当事者の自主的解決能力の啓発に努める調停者の姿を具体的・実践的に説く。著者には、『調停者ハンドブック』『調停ガイドブック』(いずれも小社刊)があるが、当事者同席調停の理念と方法を説くものとして高い評価を得ている。現在著者は、九州大学で研究指導に努めている。
目次
1 調停するってどういうことですか?
2 今、なぜ調停なのですか?
3 どうして調停が社会に根付いたのですか?
4 裁判が嫌われる訳は?
5 調停の有利な点は?
6 調停の基本理念は?
7 調停のテクニックとは?
8 調停の現場は?
9 その他に紛争解決法はありますか?
著者等紹介
レビン久子[レビンヒサコ]
1948年群馬県前橋市生まれ。1989年ニューヨーク大学大学院卒、専攻アメリカ文学。1993年ロングアイランド大学大学院卒、専攻社会学。日本コカ・コーラ株式会社、スカンジナビア航空東京オフィス勤務。79年より国連人口基金事務次長パーソナル・アシスタント。94年2月より、調停者としてニューヨーク州立ブルックリン調停センターでボランティアとして調停活動に携わる。現在、米国仲裁協会会員、ニューヨーク・ウーマンズ・シティ・クラブ会員、九州大学大学院法学研究院助教授
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