内容説明
本書はアジアの複数の国を念頭において書かれている。第1部はアジア諸国の労働法を考察する枠組みを述べた論文を柱にして、それに関連する論文を配置した。第2部はアジアの公正労働基準に関わる論文を収録している。第3部では、アジアと日本の労働組合との関わりを考察した。
目次
第1部 アジア諸国の労働法をどのように考えるか(アジア諸国の労働法を考える視点;アジア諸国の労働組合の登録制度―経済開発とのかかわりで;市場経済下における労働と法)
第2部 アジアの公正労働基準(アジア諸国の経済発展と中核的労働基準;東・東南アジアの女子労働の現状と法制度;アジアにおける児童労働;アジアにおける労働の人間化と『社会憲章』の役割)
第3部 アジアと日本の労働組合(戦前期日本の労働組合とアジア;日本の労働組合とアジアでの国際協力活動;あとがき―今後の研究目標について)